当協議会は、平成２３年７月１５日に地域の住民や団体、行政等が協働して「千年サンゴ」を守る活動をすすめながら、豊かな自然を活かし、地域活性につなげることを目的に設立されました。

現在、地球温暖化が進行している環境下にあって、百年もの間、千年サンゴを守るために、自然環境を守るために、私たちは、いま、何をすべきかを考えますと、先ず、次世代を担う若い人たちに地域の宝であり財産である「山・川・海」の役目・大切さ・私達が子どもの頃に見て来た自然と現在の違いを、伝えることにあります。

当協議会は、他の団体と連携し、教育に資する森づくりのほか、環境教育の場所づくりを、地域住民の協力を得て、自然に触れ、お互いが楽しみながら話し合い、伝えることができる場所づくりを目指しています。

また、牟岐大島は、環境に恵まれている事もあって、海の中、島の上において様々な生き物が生息し、生物多様性を誇っています。

サンゴ有害生物の駆除活動のほか、海・陸の生き物調査を行い、その成果を全国に発信しています。

今後も、千年サンゴをバロメーターとし、地域の自然環境保全並びに、その活動を活かしたまちづくりに、一層努力していく所存でございます。

浅香　新八郎（あさか・しんぱちろう）