公開日 2018年08月07日
牟岐大島周辺の2ポイントで「千年サンゴ」保全活動を実施しました。
1 ポイント:内湾、チエバノシタ
※例年は、内湾とビシャゴにて活動していますが、平成29年11月に黒潮生物研究所の調査でチエバノシタでのサンゴ食害痕が確認されたことや平成30年5月に協議会が実施した環境調査によりチエバノシタにて2匹のオニヒトデが確認されたため、今回は内湾とチエバノシタを活動ポイントとして選定しました。
2 参加者:水中ボランティア 8名、陸上ボランティア 3名
作業船の漁師さん 1名、インスタラクター 1名
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サンゴの下やすきまなどにオニヒトデやサンゴ食巻貝がいないか しっかりと確認していきます。 |
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内湾ではオニヒトデは確認されませんでしたが、 チエバノシタにて20cm未満のオニヒトデを2匹、 20cm弱のオニヒトデを1匹を駆除しました。 |
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白くなっている部分が、サンゴ食巻貝による食痕です。 |
サンゴの縁の白くなっている部分は、ブダイ科の魚による食痕です。 |
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捕獲したオニヒトデ。 (上部に写っている黒い棒の赤テープが20cm幅となっています) |
内湾で捕獲した貝類。 | |
サンゴ食巻貝であるトゲレイシダマシやシロレイシダマシなど 101個を駆除しました。 (内湾:76個、チエバノシタ:25個) |
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保全活動報告会では、ダイバーから 「サンゴに白い斑点は見られなかった。」 「周辺には、この時期まで海藻(ホンダワラ類)が多く残っており、そのため魚が多く見られた。」 「千年サンゴは砂をかぶっておらず、変化は見られなかった。」 などの意見が出ました。 |
次回の保全活動は、日程が決まり次第、ホームページにてお知らせします。