2019年5月11日(土)に「千年サンゴ」環境調査を実施しました

公開日 2019年06月13日

2019年度第1回環境調査を2019年5月11日(土)に実施しました。

 温暖化の影響を把握するため、「千年サンゴ」が生息する牟岐大島周辺の4つのポイントにおいて、海藻調査を実施しました。

 1 ポイント

    ビシャゴ、アカバ、チエバノシタ、内湾 

 2 参加者

    水中ボランティア 10名、陸上ボランティア 3名

    作業船の漁師さん  2名、インストラクター 2名

 3 調査結果

    海藻調査実施中、チエバノシタで20センチメートル未満のオニヒトデ5匹、

   20~30センチメートルのオニヒトデ2匹を確認し、1匹駆除しました。

    また、ビシャゴでサンゴ食巻貝10個を確認し、すべて駆除しました。

  onihitode

 4 今後の活動予定

    今回は、環境調査であったため、オニヒトデを駆除する機材を携行しておらず、駆除は1匹のみとなりました。

    そのため、残りのオニヒトデ等を駆除するため、保全活動の日程を現在調整中です。

 5 その他

    採取した海藻で標本作りをしていますので、その作業を紹介します。

hyouhon1

 採取した海藻を標本にするため、

 水洗いして塩抜きします。

hyouhon2  水を張ったバットにケント紙を入れ、その上に海藻を置きます。
hyouhon3  重なっている部分は、ピンを使って広げます。
hyouhon4

 バットからケント紙ごと取り出し、

 水分を取るために新聞紙の上に置きます。

hyouhon5

 直接新聞紙を掛けると引っ付くため、

 海藻の上にクッキングペーパーを掛けます。

hyouhon6

 さらに新聞紙を置き、水分を取ります。

 この作業を繰り返します。

 この後、2~3日ごとに新聞紙を交換して完全に水分を取ります。

P1030485  標本づくりの様子です。