公開日 2018年05月09日
日本ユネスコ協会連盟は2009年より企業や教育機関、ユネスコ協会とともに市民による『100年後の子どもたち』のための自然や文化を保全継承する未来遺産に取り組まれており、現在では町並み、伝統芸能、祭事、自然環境などを対象とした66の活動が「プロジェクト未来遺産」として登録されています。
未来遺産運動10周年記念として、3月18日(日)徳島県内の2つの未来遺産登録団体「阿波人形浄瑠璃平成座」と「千年サンゴと活きるまちづくり協議会」の発表会が牟岐町で開催されました。
徳島ユネスコ協会の河内会長様が開催にあたり日本ユネスコ協会連盟の鈴木祐司理事長様の祝辞を読み上げ、開会の挨拶をされました。
続いて、当協議会の浅香会長が協議会の活動について講演しました。
会長の講演後には地元の牟岐小学校児童18名が千年さんごちゃんと一緒に
「千年さんごちゃんのうた」を歌ったり、踊ったりしました。
会場も大盛り上がりでした。
株式会社 丸菱 代表で地球写真家でもある石井友規氏は、冒頭からダイビングスーツで登場し、
会場を驚かせてくれました。
ご講演では、千年サンゴをはじめ、世界の美しい景色を写真で紹介してくれたり、
クイズを交えたりしてとても楽しい時間でした。
最後に阿波人形浄瑠璃平成座、平成座ジュニアクラブ、川内北小学校浄瑠璃クラブ(総勢28名)による
人形浄瑠璃「寿式三番叟」、「傾城阿波の鳴門~巡礼歌の段~」が行われました。
舞台に吸い込まれるような演技や演奏で涙を流す観客もおり、最後は拍手喝采でした。
また公演後には、三味線や人形の使い方について説明してくれました。
すべてのプログラム終了後に牟岐小学校と平成座ジュニアクラブ、川内北小学校のこども達同士がプレゼント交換をし、発表会は終了しました。
今回の発表会を機会にこども達をはじめ、会場にいた多くの人が徳島の誇れる自然や文化を知り、この宝物を守り続けようと思ってもらえたらうれしいです。